Q1.「総合学科」とはどのような学科ですか?
A.総合学科は従来の普通科、専門学科(工業・商業・農業など)の枠をこえた新しい学科として
1994年に誕生しました。
総合学科にはいろいろな科目が用意されていて、自分の進路希望や興味・関心に合わせて科目を
選択し学ぶことができます。また、科目選択をしていく過程で自分自身の将来をしっかり考える
機会が多く与えられるのも総合学科の特徴です。
総合学科の特色をまとめると次のようになります。
・たくさんの選択科目の中から、自分の進路希望に合わせて選択し、学習できる。
・自らの将来についてしっかり考える事ができる。(産業社会と人間)
・進学にも就職にも対応できる。
Q2.総合学科で勉強する方法は、普通科や専門学科とはどのように違うのでしょうか?
A.普通科や専門学科では、授業を受ける科目はほとんどが各高校・学科で決まっています。
コース制を置いている高校でも、コースを選択すれば受ける授業が決まるというシステムに
なっています。
これに対して総合学科では、2年次で約3分の1、3年次で約3分の2の授業を自分で選び
学習することになります。
Q3.「系列」とは何ですか?
A.総合学科にはたくさんの選択科目があり、中には科目名を聞いただけでは何を学習するのか
良く分からない科目もあります。
そこで、生徒一人ひとりが科目選択をする際に、どのような事を学習する科目なのかを
わかりやすくするために、選択科目をいくつかのグループに分類しています。
この科目のグループを「系列」と呼んでいます。
Q4.鳥羽高校にはどのような系列の科目がありますか?
A.鳥羽高校の選択科目は、4つの系列に分類されています。
観光ビジネス系列:商業・実務関係を学び、地域とコラボ。商業系の資格取得。
スポーツ健康系列:生涯を通じてスポーツで人間的な成長を目指す。
総合福祉系列:介護福祉・児童福祉を地域で学び、やさしい心を育てる。
文理進学系列:文理の国公立・私大等への進学を目指す。
Q5.2年生からは4つの系列のどれかに所属するのですか?
A.原則、自分が選んだ系列の授業を2・3年次と発展させていきます。
Q6.科目選択をするうえで、特に注意することはありますか?
A.進路や適性に合わせた科目選択をすることが大切です。
興味や関心だけに偏った選択をしてしまうと、卒業後の進路決定に必要となる実力が身に
つきません。
こうした選択ミスを防ぐために、1年次に「産業社会と人間」という必修科目があり、自分の将来について考えると同時に、高校3年間でどのような学習をすればよいのかを研究します。
また、担任から科目選択についてのアドバイスがより受けやすいよう、鳥羽高校では各クラス、30名弱の少人数学級を実施しています。